『スレート屋根の塗装のポイントについて』

みなさまこんにちは!
ペンキー君ブログにお越しいただきありがとうございます。
センムの黒澤裕一です。
今日の仙台は久しぶりの雨模様です。つい先日までは雪がチラついていましたが
仙台も春真っ盛りとなりました。
さて、今日は日本で一番多く使われている屋根材、スレート瓦の塗り替えのポイントを
お伝えしたいと思います。
業者選びの基準にもなるとても大切な部分なので、塗替えを検討されているかたは要チェックです!!
是非最後までお読みくださいね。
スレート屋根は一般的にはカラーベストやコロニアルと言う名前でも呼ばれています。
1960年頃から使われていて内容成分がセメントと石綿(現在、石綿は使われていません)を
85:15の割合で混合して作られた厚さ4.5m/mの瓦です。
工場出荷時に表面を塗装して防水処理しています。
新築時の表面塗装は10年ほどで劣化し防水性能が無くなりますので、放置すると
スレート瓦本体の痛みが進行してヒビ割れや破損に繋がります。場合によっては
雨漏りに繋がります(リンク:雨漏りの仕組み)築10~15年の間には塗装工事が
必要です。
塗装によるメンテナンスがとても重要だという事がわかりましたか?
はい、みなさんおわかりですよね。
スレート屋根は他の屋根材の塗装にはないポイントがあります。
それは、『縁切り』です。
縁切りとは、塗装をした際に屋根の重なり部分の隙間が塗装で塞がってしまった所を
切る、またはタスペーサーという縁切り専用の部品を取り付ける作業をさします。
縁切りをしないとどうなるかと言うと、スレート屋根材の劣化、雨漏り発生のリスクがあります。
こわいですね。
以前は、塗り終わった後、屋根の重なり部分を見て、くっついている所をカッターやヘラなどで
切り離す作業をしていました。最近では、タスペーサーを使う場合が殆どです。
タスペーサー↓↓↓
スペーサ (1)
スペーサ (2)
スペーサ (3)
タスペーサーを使うメリットは
1、塗装面に傷が付かない
2、一度設置すると次の塗り替えは、そのまま塗ってしまえば縁切り不要!
3、重なり部の通気が確保され、屋根裏面からの吸水、破損を予防出来る
と良い事ばかりです。
デメリットとしては屋根塗装費と別に取付費用が必要、位でしょうか?
では実際の作業写真をご覧ください。
職人が一枚一枚手作業で差し込んで取付ます。
やね5-1
屋根 3-1
屋根-1
スレート屋根1枚に2個づつ取付ます。
取付が終わりました。屋根材の先端に黒い模様のようにみえるのがタスペーサーです。
取付が終わるとタスペーサーも一緒に塗装します。
やね2-1
塗り終わって足場を外すと下から見てもあまり分かりにくいかもしれません。
アップだと何となくわかりますね。
今回ご紹介した縁切り(タスペーサー取付)についてご理解いただけましたか?
最後に、この縁切りですがキッチリやる業者をそうでない業者がいます。
理由は単純に縁切りを知らない、またはスレート屋根の構造を知らないと言うケースが多い様です。
業者選びのポイントになりますので是非覚えておいて下さいね。
もっと詳しく知りたいかたはこちら情報満載仙台日東エースHP

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