ヤマトシロアリはイエシロアリのように加害速度は速くありません。加害箇所が巣をかねており、特別に加工した巣は作りません。湿気を好むので、特に水回りは注意が必要です。雨漏りした際も、シロアリが発生する原因の一つとなるのでお家の防水対策（外装劣化・雨漏り対策）は、大変なことになる前にしっかりやっておきましょう。
シロアリは漏水で腐朽した木材を好みます。漏水の原因となる「雨漏りの仕組み」を理解しておきましょう。
ヤマトシロアリによる被害の様子です。シロアリの被害は、普段目にすることがない床下などで進行するので、被害にあっていても実感がないのが現状です。
床下の木材被害 1［上記同様］
床下の木材被害 2［上記同様］
床下の木材被害 3［上記同様］
シロアリによる木材被害 1
シロアリによる木材被害 2
羽アリが羽を落としていった様子
浴室のタイル目地から漏水し、土台が腐朽。浴室まわりは一般的にも腐朽の被害が多い場所。
バルコニー下の軒天にシミがあったので、はがしてみたところ漏水による腐朽の被害があった。
上記の例は、いずれも水の浸入による木材腐朽の様子です。こういう被害を未然に防ぐには、定期的な点検・診断が必要です。腐朽が進むと木材が湿気を含んでいるので、シロアリのかっこうの餌場にもなります。
新築時のバルコニー下の木材は、予防工事は通常していません。バルコニーで漏水が発生すると、バルコニー下の木材は腐朽の被害にあう可能性が高い場所です。
